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凛々子の質の良い独り言

凛々子のブログ

世界初の体外受精が英国で報告されてから来年で40年。

凛々子です、比較的顕微鏡で観察しやすいといわれる受精卵の場合も、質の良いものを選ぶのは容易でない。
科学的な手法は開発途上だ。
近畿大学の山形一夫准教授らは蛍光たんぱく質のもとになるRNAを受精卵に注入し、レーザー光を当てて細胞分裂の過程を観察する方法を開発した。
マウスの受精卵で、染色体が引っ張られながら2つの細胞に分かれる様子がはっきり見えた。
受精卵に異常が起きるのを抑える培養方法も、扶桑薬品工業と研究している。
専門クリニックと協力し、受精卵を高精細に観察できる顕微鏡づくりも進める。
生殖医療の最大の壁は年齢だ。
年をとると卵子の数が減って質も低下、体外受精後の流産のリスクも増す。
妊娠率は30代後半から大きく下がるが体外受精 の希望者は40代が増えており、よい受精卵を探す技術へのニーズはさらに高まりそうだ。
人為的に卵子の質を改善する試みもある。
HORACグランフロント大阪クリニックは細胞内でエネルギーを作る本人のミトコンドリア卵子に移植し、働きを高める臨床研究を始めた。
おおむね40代前半までを対象とする。
提携する米社の技術を使い、昨年2~12月に20人に移植し、5人が妊娠した。
このうち1人は流産したが、2月に20代の女性が男児を出産、30代の3人が妊娠中だ。
ただ、ミトコンドリアが寄与する詳細なしくみはわかっていない。
卵子の電気的な状態の測定などで解明をめざす。
今春には富士通と、データに基づき最適な治療法を探る共同研究も計画する。
排卵誘発剤の種類や使 用時期と血液検査の数値、受精卵の状態、妊娠の成否などとの関係を統計解析する。
人工知能を使う診断支援も検討する。
世界初の体外受精が英国で報告されてから来年で40年。